【ワークショップ2】では、STARR WEDGEの住まいの造園設計でおなじみのエディア・デザイン・ガーデンプロデュースによる、フラワーアレンジのレッスンが行われました。
花育の指導も手掛ける平野裕美さんの指導で、ミントとローズマリーの寄せ植えと生花を組み合わせたアレンジメントを作成。お子さんが自由にのびのびと仕立てたアレンジは、参加されたほかのご家族も目を見張るでき栄えでした。
良い香りを放つハーブと爽やかな白とグリーンの花材を組み合わせた夏らしい作品は「長く暮らしの中で楽しめますね」と、参加されたご家族に大好評でした。
Recipe-3「お花を活けるということ」
エディア株式会社 代表取締役デザイナー
http://www.eda-g.com/
https://wallgreenplus.jp/
ボタニカルクリエイター
日本フラワーデザイン協会 1級講師
NPO法人さっぽろ花育ネットワーク代表理事
皆さんは、お花を活けたことがありますか? 今回はお花を活ける(生ける)ということについてお話ししたいと思います。
きっと活けるという言葉を聞いて、生け花を思い浮かべる人は多いのではないかと思います。「お花を活ける」という中には、生け花・フラワーアレンジなどが含まれます。生け花については、その昔は花嫁修業の1つとして経験している方も多いのではないかと思います。
近年ではフラワーアレンジが主流となってきました。おしゃれなイメージと、流派などなく誰でも手軽に楽しめるからではないでしょうか、そんなお花を活けるという言葉は「生かす」という言葉から来ていると思われます。
この生かすという行為こそ、生け花やフラワーアレンジの1番の醍醐味かもしれません。
他のアートとは違い、花という生きているものをその色・形・香・植生など1輪1輪の特色を生かしながら1つの形につくり上げていきます。よく、フラワーアレンジを体験した人から、「すごく集中できる」「無になれる」などといった声を多く聞きます。これはお花という生き物と1輪1輪向き合いながら、それを生かすという行為だから生まれるものなのかもしれません。
子どもたちを中心とした花育レッスンでも、それまでどんなに騒いでいた子どもたちも、お花を活けだした途端に無言になり集中している姿がよく見られます。活けるということは集中力を養うことにつながるのかもしれませんね。
気分を落ち着かせたいとき、何かに集中したいとき、ぜひ、お花を活けてみませんか?